正面素振り・部内戦(個人)

10月31日(日)、チームあやめでは事前に作った組み合わせを使って正面素振りの個人部内試合を行いました。


勝っても負けても必ず一人二試合は出来る組み合わせで行い、一回戦を敗退した選手は、「リベンジリーグ(二位リーグ)」で一位から三位を目指します(^^)


「リベンジ」って言い方は私が勝手に考えました。「敗者復活戦」でもよかったんですけど、みんな頑張っていて、実際の試合の打った打たれたのような明確な差ではなく、ほんの僅かな差で勝敗が決定しますから、出来るだけ前向きな言い方にしたかったんですよね(^^)b


一位リーグ・リベンジリーグともに決勝戦は三つの山の一位同士による総当たり戦。

結果はこんな感じでした↓


【一位リーグ】

優勝 ジョウタロウ(二年)

二位 アキホ(二年)

三位 アツヒト(二年)


【リベンジリーグ】

優勝 ミツキ・ヒナコ(年長コンビ)

二位 ソラ(三年)

三位 スイナ(二年)


年長コンビの二人は、今月末の正面素振りの大会に対象の関係で出場が出来ません。前回の級審査もそうでした。


一緒に頑張ってきたし、体格差を除けば実力も大差ありません。なので、今回は二人が少し主役になるような試合にしたいと思い、コンビを組んでもらいました(^^)


もちろん、勝負は勝負!二人が勝てるような審判をした訳じゃありませんよ!誰の時もそうです( ̄▽ ̄)

大会は11月27日だっていうのに、10月の半ば頃からずっと稽古の後半の時間を使って部内試合をしているのには訳があります。


強くなる・試合で勝つためには、実践に近い動きを繰り返し行う必要があります。出場する生徒たちに勝ってほしい、自信を持って挑んでほしいという思いも大きいです。


でも、それだけではありません。


剣道は武道です。

試合で自分や仲間の勝利を喜んでガッツポーズをしたり、必要以上に誇示した残心を取ると、せっかく取った一本を取り消されたり反則とみなされます。審判員や相手に非礼な言動をしても同じです(退場になる場合も…)。


剣道独特の態度や心、スポーツマンシップ、相手を思いやる気持ち…。そういったものを、実際に勝って負けて経験しながら知っていく・学んでいくために試合をしています( ´ ▽ ` )


また、剣士たち一人一人と触れ合っていると、彼ら彼女らの一生懸命さや本気が伝わってきます。


たった十本の素振りの試合でも、大人からすれば「勝ち負けが全てじゃないよ」と思うことでも、剣士たちは負けたら本気で悔しがっています。全員の試合が終わるまで我慢して、話しかけに行くとボロッと泣き出す剣士も数名いました。


だからこそ試合には、私が勝たせたい!というよりも、この子たちの本気になんとしてでも応えなきゃいけないと思うんです。


あ、そうそう!保護者の皆さん。

剣士たちの素振りが短期間であんなに良くなったのは、何故かわかりますか?( ̄∇ ̄)

私が何かを言ったからじゃありませんよ!


実は、生徒たちが本気で勝ちたいと思い、それぞれで工夫してああなっているんです!


私が言っているのは、「旗を上げる基準(=審判が見るところ)」と、接戦の時に勝った・負けた理由だけ…。

言おうと思えば「声!」「足!」…と、いくらでも口煩く言えますが、自分たちで考えて、自発的に取り組んでいける、さらには良く・強くなっていける稽古の場を、ほんの少しですが意識しています。


それもこれも、素直でやる気ある剣士たちと、足元が冷える中、硬い椅子や床の上で二時間も剣士たちを見守ってくださるような熱心な保護者の皆様のおかげです。


今後ともよろしくお願いします。

そして月末の大会は、まずは挨拶で会場をビビらせ、試合は勝ちに行きましょう!私たちならやれます!

Sakuspo★Kendo

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